Azure移行サービス
| 1.事前準備 | 
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| 1)現状の評価 | 
(1)オンプレミスの環境調査を行います(Active Directoryの構成、ファイルサーバのデータ量、ネットワーク帯域など)。
(2)移行計画の作成:移行のスコープ、タイムライン、リソース、リスク、影響を考慮した計画を策定します。 | 
| 2)Azureアカウントとサブスクリプションの設定 | 
(1)Azureアカウントの作成:Azureサブスクリプションを設定します。
(2)リソースグループの作成:リソースグループを作成します。 | 
| 2.Azure Active Directoryの設定 | 
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| 1)Azure ADとの同期 | 
(1)Azure AD Connectのインストール:オンプレミスのActive DirectoryとAzure Active Directoryを同期するためのツールをインストールします。
(2)同期設定:オンプレミスのADとAzure ADを連携させます。 | 
| 2)Azure AD DSの構成 | 
(1)Azure AD Domain Services (Azure AD DS)の設定:マネージドドメインサービスを構成し、必要なドメインコントローラーを作成します。 | 
| 3.ファイルサーバの移行 | 
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| 1)データのバックアップ | 
(1)バックアップの実施:移行前にデータの完全なバックアップを作成します。 | 
| 2)Azure Filesの設定 | 
(1)Azure Storageアカウントの作成:Azure Portalでストレージアカウントを作成します。
(2)ファイル共有の作成:ストレージアカウント内にファイル共有を作成します。 | 
| 3)データの移行 | 
(1)Azure File Syncの設定:Azure File Syncを使用してオンプレミスのファイルサーバとAzure Filesを同期させます。
(2)データの移行:Azure File Syncエージェントをインストールし、データをAzureに移行します。 | 
| 4.検証と最適化 | 
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| 1)検証 | 
(1)動作確認:移行が完了したら、全てのサービスやデータが正しく機能しているかを確認します。
(2)ユーザーのテスト:ユーザーにテストを行ってもらい、フィードバックを収集します。 | 
| 2)最適化 | 
(1)パフォーマンスチューニング:必要に応じてAzureリソースのスケーリングや設定を調整します。
(2)コスト管理:Azure Cost Managementツールを使用してコストを監視・最適化します。 | 
| 5.移行後の運用 | 
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| 1)運用監視 | 
(1)Azure Monitorの設定:システムのパフォーマンスと可用性を監視します。
(2)アラートの設定:問題が発生した際に通知を受け取るためのアラートを設定。 | 
| 2)継続的なメンテナンス | 
(1)定期的なバックアップ:Azure Backupを使用してデータの定期的なバックアップを実施します。
(2)セキュリティの監視と更新:Azure Security Centerを使用してセキュリティの状態を監視し、更新を適用します。 | 
※要件に応じて各項目の実施の可否を判断します